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近視眼ではコンタクトよりメガネが有利

ご存知でしたか

近視眼における近見作業(パソコン作業、読書等)ではコンタクトレンズ装用より眼鏡装用の方が眼への負担が少ないことをご存知でない方が多いのではないでしょうか。近視の完全矯正度が強いほど、その効果は大きくなってきます。現在、近見作業をコンタクトレンズ装用でされている近視眼の方は、眼鏡装用にされることで、眼の疲れの低減が期待できます。

具体例その1

コンタクトレンズ装用の場合
  • 完全矯正度数-5.00D
  • 調節力:3Dと仮定する
  • 遠点(ピントが合う最も遠い距離):無限遠方
  • 調節近点(ピントを合わせる事が出来る最も近い距離):眼前約33cm
  • 明視域(ピントを合わせてハッキリ見ることが出来る域):眼前約33cmから無限遠方
  • 裸眼での遠点:眼前20cm
  • 調節近点:眼前12.5cm
  • 明視域は眼前:12.5cmから20cmまで
眼鏡装用の場合(眼とレンズの間隔を1cmで装用した場合)
  • 完全矯正度数:約-5.26D
  • 遠点:無限遠方
  • 調節近点:眼前約30cm
  • 明視域:眼前約30cmから無限遠方

以上の結果として、コンタクトレンズ装用の場合と比較して眼鏡装用の場合の方が11%ほど調節力が増加するという事になります。

具体例その2

コンタクトレンズ装用の場合
  • 完全矯正度数:-10.00D
  • 調節力:3Dと仮定する
  • 遠点:無限遠方
  • 調節近点:眼前約33cm
  • 明視域:眼前約33cmから無限遠方
  • 裸眼での遠点:眼前10cm
  • 調節近点:眼前約7.7cm
  • 明視域:眼前約7.7cmから10cmまで
眼鏡装用の場合(眼とレンズの間隔を1cmで装用した場合)
  • 完全矯正度数:-11.11D
  • 遠点:無限遠方
  • 調節近点:眼前約27cm
  • 明視域:眼前約27cmから無限遠方

以上の結果として、コンタクトレンズ装用の場合より眼鏡装用の場合の方が23%ほど調節力が増加し、その分近見時の眼の負担が軽減されるということになります。眼本来の調節力は変わらないのですが、レンズの調節効果がはたらくためです。

実際の矯正度数では

尚、上記の数値は理論値ということでご理解下さい。実際の眼鏡矯正度数は-5.26Dは-5.25Dに、-11.11Dは-11.00Dになります。調節近点の数値は「ガウスの結像公式」という計算式から算出しています。

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